2025.05.31更新/

 

AD INFINITUM

Unusual musical instruments exhibition vol.1 “Just intonation & overtone”

Sound sculpture / 創作楽器の展示

Artist:関口大和 (une)

 

2025.7/12(sat) – 7/26(sat)

土日:13:00-20:00

at VOID

142-9 Hojo, Hojocho, Kasai, Hyogo JAPAN

展覧会最新情報はこちら→  une instagram une instagram

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音、楽器の展示、ジャストイントネーションについての覚書・・・

ジャストイントネーション=整数比で配置されたスケール、に耳を傾ける事は、自然の圧倒的な解像度を覗き見ることに繋がります。
巻き貝のような螺旋の運行を描く、音が持つ本来の自然倍音の響き。
妥協なく、無限循環し、共鳴・共振する波形を生み出し、私たちが聴覚を用いて再現的にキャッチすることが可能な波形。

ジャストイントネーションの響きを聴くときに感じる深い正解、ジャストの感覚は、
常識や理解を超えた普遍的な意味を、私たちが無意識に認識していることの現れなのかもしれません。

純正調の7リミット=7倍音より高次の倍音列は、生まれてこのかた平均律に慣れ親しんだ耳にとって、未知の響きとして存在しています。
11倍音、13倍音、15倍音、17倍音・・・
左右対称のスケール、フラクタルな音の配置、正十二面体の音階、惑星の重力比から考案するスケールなど、数学的なフォルムは音に当てはめることが可能です・・・
空間を響き渡る味わい深き様々な音の姿に耳を澄ませるべく、
「Unusual musical instruments exhibition vol.1 “Just intonation & overtone”」として、
様々な音律と倍音をテーマに制作した新作楽器を展示します。

 

展示作家:関口大和 (セキグチ・ヤマト)

Home


info@uneune.org
Website https://uneune.org

supported by:

NON (音響)
石井織江(cymatics)

 

 

7/13日

Tune Just intonation wow

響きの始原・響きの未来 ~ 音律再考に向けて

Guest: 藤枝守・能勢伊勢雄

聞き手・関口大和  音響::NON

 

平均律によって、近代西欧の音楽や楽器は世界中に急速に伝播していった。それは、この音律の支配力がいかに強大なものであったかを物語っている。そして、この平均律が大きな弊害をもたらしていると気づいたら、過去の音律を掘り起こし、眠っている可能性をもう一度呼び覚ます必要がある。それは、けっして回顧的ではなく、これからの音楽へ向けての足掛かりとなりうる。

ー[響きの考古学] 1998年 藤枝守 書籍帯の文より

当日はNONのスピーカーを4台設置して各自持ち寄った当時の貴重な音盤に耳を傾けながら話します。

 

藤枝 守(ふじえだ・まもる)

作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。植物の電位変化データによる《植物文様》を展開。著書に[増補]響きの考古学』(平凡社ライブラリー)やamazon電子書籍『孤高の響き(字像舎)など。TZADIKから3枚のアルバムのほかにSarah Cahillのピアノによる《Patterns of Plants》、砂原悟による《クラヴィコードの植物文様》、西山まりえによる《ルネサンスの植物文様》、パラグナによる《ガムラン曼荼羅》など多数。最新のアルバムはメゾソプラノの野々下由香里をフィーチャーした《枯野:植物文様ソングブック》。

今年の924日には「Piano×Gamelan Concerto」、1024日にはサンゴ骨格音響とガムランを組み合わせた《珊瑚ガムラン曼荼羅》、1116日には神奈川県立音楽堂にて「サンゴ・ガムラン神楽」を予定。九州大学名誉教授。Ph.D. in Music (University of California, San Diego)

 

能勢伊勢雄(のせ いせお)

写真家・美術展企画・音楽評論・Live House PEPPERLAND主宰。
1947年生まれ。Live House PEPPERLANDを中心に脱領域的活動を展開。阿木譲の『Rock Magazine』を編集・執筆者として終刊まで関わる。主な展覧会に、2005年岡山・倉敷市連携文化事業『スペクタル能勢伊勢雄 1968 –2004』展開催。2005年水戸芸術館「X-COLOR グラフィティ in Japan』展企画、2006年photographers’ gallery企画『能勢 伊勢雄 “PORTOGRAPH”』展、2014年奈義町現代美術館「能勢伊勢雄写真展 MORPHOLOGY・遊図・PORTOGRAPH の世界』展、2016年大分県立美術館『OPAM ×能勢伊 勢雄シアター・イン・ミュージアム』‥など多数。2009年よりアートビオトープ那須『山のシューレ』、2015年より京都国際映画祭などで講演会も多数行っている。2008年銀塩写真家集団Phenomenaを結成し、2010年に50年以上の歴史をもつ東京「美學校」の公認校「美學校 岡山校」を開校する。書籍では2013年『新・音楽の解読』(disk union社)、2014年写真集『ISEO NOSE: MORPHOLOGY 能勢伊勢雄 : 形態学』(赤々舎)を刊行。また、CDリリースではJINMO『ASCENSION SPECTACLE』2008(第63回文化庁芸術祭参加選定作品)、高橋巖『HARMONIA』2010…など、著作・評論等多数。2018年福武教育文化振興財団より「福武文化賞」を受賞。慶應義塾大学アート・センター収蔵作家。

 

聞き手:関口大和

音響: non

 

7/21(祝・海の日)

喫茶とディープリスニング

「niji no hebi」

theme :

selector : NOBI MANABE 他

4台のNONスピーカーを部屋四角に置く事により生まれる状況とも言えるような音響空間

目を閉じるとそこに存在することが出来るほどの解像度

厳選した空間再現ソース(音源)を持ち寄り、NONの生み出す音空間に深く聞き入る会を開催します

 

◼️void への ACCESS

〒675-2312 兵庫県加西市北条町北条142-9 大正生命ビル3F

142-9 Hojo, Hojocho, Kasai, Hyogo JAPAN

 

◎車で来ていただくのが一番簡単で最速です

◎車以外ですと、高速バス(神姫バス)がおすすめです

大阪・神戸・津山より

※京都からのバスは運行終了となりました

◎電車は乗り換えも多く時間がかかりますが、北条電車(ローカル線)でゆっくりと田園風景を楽しめます

 

お車

駐車場がございません。大変申し訳ございませんが、近隣のパーキングにお停めください。

高速バス(神姫バス)

●大阪方面より(約1.5時間)

神姫バス「大阪駅JR高速バスターミナル」津山行き乗車→「北条」バス停下車、徒歩13分

●神戸方面より(約1時間)

神姫バス「神戸三宮バスターミナル」山崎行き乗車→「北条」バス停下車、徒歩13分

※時刻表は、神姫バスのHPより、「高速バス」→「津山・加西・加東」の順にお進み頂くとご覧頂けます

【電車】

北条鉄道「北条町」駅下車、徒歩4分