7/13日トークショー前売り予約はこちらからどうぞ
2025.06.19更新/
AD INFINITUM
Unusual musical instruments exhibition vol.1 “Just intonation & overtone”
Sound sculpture / 創作楽器の展示
Artist:関口大和 (une)
2025.7/12(sat) – 8/2(sat)
土/日 Sat/Sun :11:00-17:00
月 Mon: 13:00-17:00
at VOID
142-9 Hojo, Hojocho, Kasai, Hyogo JAPAN
展覧会最新情報はこちら→ une instagram
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Unusual musical instruments exhibition vol.1 “Just intonation & overtone” として、響きの多様性をテーマとしたオリジナルの創作楽器の展示をします。
新たな楽器デザインを考案する中、まずは調律、チューニングを考え、純正調の方法を試す中で、そこから発される実際の響き、倍音の強度にこれは、、という驚きの発見があり、平均律の外に無限に広がる音律の自在なシステムを発見しました。
この辺りの色々な響きとその効果から掴んだものを、色々な角度からお見せします。
響き、ということで、国内でもこの純正調=ジャストイントネーションに最高峰の知見を持つゲストを招き、音は常に時代の一足先を予言するメディアであるとの考えの元、過去を掘り返すことで未来への眼差しを発見すべく、どこまでも深く、徹底的に話すトークショーも企画しています。
未来を臨むためにはまずチューニングから整えてみたいと思います。
皆様是非お誘いの上お越しくださいませ。
展示作家:関口大和 (セキグチ・ヤマト)
info@uneune.org
Website → https://uneune.org
協力: NON (音響) / 石井織絵(cymatics) / moriken(space)
7/13日
Tune Just intonation wow
純正調による響きの始原・響きの未来
Guest: 藤枝守・能勢伊勢雄
聞き手・関口大和 音響::NON
ゲストの紹介・関連リンクはこちら
https://linktr.ee/uneune
トークショー開催にあたって
調律のアナザーストーリーを明らかにしてくれる、国内の純正調研究の「扉を開いた」著作「響きの考古学」「孤高の響き」などを残し、ウェストコーストの実験音楽界を身をもって原体験、ルーハリソンから直接響きの多様性を伝えられる。植物電位センシング、ガムラン、サンゴ音響など多岐に渡る作曲をされている、藤枝守氏と、
ミュージック、アートがカルチャーとなり発生した最初の時から、トニーコンラッドのフリッカーを上映し、国内最初期のライブハウス『ペパーランド』を今に至るまで運営、フルクサスを追い、シュタイナー流フォトグラファーとして、エクストリームカルチャーの常に最前線のテキストを残してきた、国内有数の生き字引である、能勢伊勢雄氏
展示ギャラリーが近畿以西ということもあり、この機会にと、以前からお話を伺いたかったお二人をお招きして、ハリーパーチから始まり、ルーハリソン、ラモンテヤングへと、純正調と響き、もっと言えば「音」をテーマに、過去を掘り返すことで未来への眼差しを発見すべく、どこまでも深く、徹底的に話して頂きます。
当日はNONのスピーカーを4台設置した超高解像度の音場にて当時の貴重な音盤に耳を傾けながら話します。
辺鄙な場所ですが、だからこその濃い空間をお約束しますので、気になった方は是非現場にお越しください。先着でお得な前売りもご用意しています。
Food: probe coffee & curry 出店もあり @probe_coffee_and_curry
平均律によって、近代西欧の音楽や楽器は世界中に急速に伝播していった。それは、この音律の支配力がいかに強大なものであったかを物語っている。そして、この平均律が大きな弊害をもたらしていると気づいたら、過去の音律を掘り起こし、眠っている可能性をもう一度呼び覚ます必要がある。それは、けっして回顧的ではなく、これからの音楽へ向けての足掛かりとなりうる。
ー[響きの考古学] 1998年 藤枝守 書籍帯の文より
藤枝 守(ふじえだ・まもる)
作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。植物の電位変化データによる《植物文様》を展開。著書に『[増補]響きの考古学』(平凡社ライブラリー)やamazon電子書籍『孤高の響き』(字像舎)など。TZADIKから3枚のアルバムのほかにSarah Cahillのピアノによる《Patterns of Plants》、砂原悟による《クラヴィコードの植物文様》、西山まりえによる《ルネサンスの植物文様》、パラグナによる《ガムラン曼荼羅》など多数。最新のアルバムはメゾソプラノの野々下由香里をフィーチャーした《枯野:植物文様ソングブック》。
今年の9月24日には「Piano×Gamelan Concerto」、10月24日にはサンゴ骨格音響とガムランを組み合わせた《珊瑚ガムラン曼荼羅》、11月16日には神奈川県立音楽堂にて「サンゴ・ガムラン神楽」を予定。九州大学名誉教授。Ph.D. in Music (University of California, San Diego) 。
能勢伊勢雄(のせ いせお)
写真家・美術展企画・音楽評論・Live House PEPPERLAND主宰。
1947年生まれ。Live House PEPPERLANDを中心に脱領域的活動を展開。阿木譲の『Rock Magazine』を編集・執筆者として終刊まで関わる。主な展覧会に、2005年岡山・倉敷市連携文化事業『スペクタル能勢伊勢雄 1968 –2004』展開催。2005年水戸芸術館「X-COLOR グラフィティ in Japan』展企画、2006年photographers’ gallery企画『能勢 伊勢雄 “PORTOGRAPH”』展、2014年奈義町現代美術館「能勢伊勢雄写真展 MORPHOLOGY・遊図・PORTOGRAPH の世界』展、2016年大分県立美術館『OPAM ×能勢伊 勢雄シアター・イン・ミュージアム』‥など多数。2009年よりアートビオトープ那須『山のシューレ』、2015年より京都国際映画祭などで講演会も多数行っている。2008年銀塩写真家集団Phenomenaを結成し、2010年に50年以上の歴史をもつ東京「美學校」の公認校「美學校 岡山校」を開校する。書籍では2013年『新・音楽の解読』(disk union社)、2014年写真集『ISEO NOSE: MORPHOLOGY 能勢伊勢雄 : 形態学』(赤々舎)を刊行。また、CDリリースではJINMO『ASCENSION SPECTACLE』2008(第63回文化庁芸術祭参加選定作品)、高橋巖『HARMONIA』2010…など、著作・評論等多数。2018年福武教育文化振興財団より「福武文化賞」を受賞。慶應義塾大学アート・センター収蔵作家。
聞き手:関口大和
音響: non